yumコマンドで、curl#35 – “Peer reports incompatible or unsupported protocol version”が出たときの対処法(CentOS 7)

備忘録

結果だけ知りたい方は#解決策まで飛ばしてね

前置き

新しいサーバにCentOS 7をインストールした際、yumコマンドが正常に働かなかった。CentOS 7が2024年6月を以ってサービス終了した関係で、mirrorlist.centos.orgが使用不可能になったためだ。

ググった結果、リポジトリのmirrorをvault.centos.orgに変更するという解決策ばかりがヒットした。それらに従ってmirrorのurlを書き換えて再度yumコマンドを実行した結果、
curl#35 - "Peer reports incompatible or unsupported protocol version"

というエラーが出た。

これはSSL通信関連のエラーで、curlをアップデートすれば直るらしい。しかし、yumコマンドが使えないからにはアップデートできない。(他にもアップデートの手段はあるが、まあめんどくさい)

要はSSLを使わないmirrorを指定すればよい。そこで、理研のmirrorを利用することにした。(vault.centos.orgは非SSLでアクセスすると、httpsにリダイレクトされた)

解決策

/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repoを以下のように書き換える。

[base]
name=CentOS-7 - Base
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos-vault/7.9.2009/os/x86_64/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

[updates]
exclude=postgres*
name=CentOS-7 - Updates
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos-vault/7.9.2009/updates/x86_64/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

[extras]
name=CentOS-7 - Extras
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos-vault/7.9.2009/extras/x86_64/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

[centosplus]
name=CentOS-7 - Plus
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos-vault/7.9.2009/centosplus/x86_64/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

[contrib]
name=CentOS-7 - Contrib
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos-vault/7.9.2009/contrib/x86_64/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

yumのキャッシュをクリアする。

$ yum clean all

以上

最後に

これでyumが動いたら、curlとかopensslとかアップデートしてmirrorのurlをhttpsに変えておきましょう。そろそろCentOSから離れないとな〜

コメント

タイトルとURLをコピーしました